ダイブコンピューターを使った安全停止について

ダイブコンを使った安全停止について

ダイブコンピューターは浅場に戻ってくると
安全停止の案内が自動的に表示されるようになっています。

主に6mより浅い水深に来ると、表示が変わって出て来ます。
また3mより浅い所まで行ってしまうと、消えてしまいます。

これは安全停止という行為を、3m~6mの範囲内で行うように作られた
ダイブコンのプログラムになっている為です。

実際のダイビングでも、この水深でやる事を推奨します。

安全停止は5mだけでいいのだろうか

減圧症を予防するために、圧力差を大きくしない方がいいので
いきなり3mギリギリまで上がるのではなく
大体5mの所から始めた方が、より予防効果はあると考えています。

たかが2mかも知れませんが、浅い水深ほど1m浮上した時の
圧力変化の度合いが大きいので、リスクを減らすという意味では
十分な効果があるでしょう。

ダイビングスタイルや、水底の地形などによって
大きく左右されてしまいますが、ちょっとずつ水深を上げていく
潜り方は無難であり、王道であるので
安全停止だけの表示に拘るのではなく
深い水深にいる時でも、水深を上げていく時の
減圧の仕方にも、気を付けてみて下さい。

 

段階減圧

実際に20m潜ったとしても、一気に5mまであがって
安全停止を始めるより、15m~10m~5mと
なんとなくでも段階的に、圧力の変化を
かけていく方が、負担が少ないのは想像がつくと思います。

ここではディープストップの事については触れませんが
5mの安全停止だけでなく、段階をもって減圧をするように
してみてはいかがでしょうか。

これは常に現在水深が把握できる
ダイブコンピューターがあってこそできる技です。