今回はGULL(ガル)製品の大人気ブランド「MEW」の
ミューフィンシリーズの紹介や違いについてです。

ノーマルのミューフィンと同じ立ち位置になる
フルフットのラバー(ゴム)フィンである「ミューフィンシリーズ」の比較にしていきます。

ミューフィンやワープフィン・スーパーミューの違いについて

ミューフィンの硬さ比較

ミューフィンを使い比べた時に、実感できる硬さの違いというのは
ゴム自体の硬さや大きさ、長さやしなり具合など
フィンキックした時に感じる、足にかかる負担の大きさになります。

これが大きい順にいくと
ワープフィン・スーパーミュー・ミュー・ソフトミューになります。

まだ使っている人も多いタイプで、以前に販売していた
ハードミュー・セーフミュー・プロミューも入れると
≪ワープ・スーパー・プロ・セーフ・ミュー・ソフト≫の順番になります。

※ ワープフィンはカラーによって、硬さが違います。
ブラックとホワイトは硬いハードタイプ
それ以外は、ミューフィンと同じ、ノーマルの硬さです。

ミューフィンの長さ比較

上の画像は、3種類ともLサイズです。
長さの違いの参考にして下さい。

フィンが長いほど、フィンキックした時に
水をとらえる量が多くなり、大きな推進力を生みだします。

ここで現在、販売されているミューシリーズの長さ比較を一覧にして記載します。

ワープフィン = S 590・M 630・L 655・XL 705

スーパーミュー=XS 560・S 580・M 600・L 615・XL 650

ミューフィン=XS 515・S 520・MS 540・M 550・L 580・XL 620

(数字はmmとなっています。 ワープフィンのSサイズは590mm=59cmです。)

ワープフィンなどは特に長めの設計のため
大きめでないスーツケースやキャリーバッグだと
入らない場合があります。

リゾートダイビングで使う予定の方は、こちらに記載したサイズで
問題なくパッキング出来るか、今一度確認するのをお勧めします。

ミューフィンの形状の比較

フットポケットとつま先部分の形状の違いについて

ミューフィンとワープフィンは長さが大きく違いますが形はほぼ一緒です。
スーパーミューにおいては、形状が大きく変わりますので
その違いを見ていきましょう。

形状で違う点は主に2つで、先端部分とフットポケットの部分です。

先端部の形状の違い

先端部に関しては、画像で見比べると
はっきりとした違いが見えます。

ミューフィンとワープフィンは、従来の形状をしています。

スーパーミューは、先端部がくぼんでいます。

ミューフィンより長くなった分だけ、さらに水をとらえますが
先端部がくぼんだ分だけ、フィンキック時に
とらえた水を逃がしています。

この水をとらえる力と、逃がす能力のバランスが絶妙で
足の負担をおさえつつ、強い推進力を併せもった
このフィンは、個人的にも長々と愛用しています。

体育会系男子で、しっかりと蹴りこんだ感覚が欲しい人は
ワープフィンの方が、蹴った感触を強く感じれます。

フットポケットの違い 対応ブーツに注意

フットポケットとは、フィンの足を入れる所になります。

ミューフィンシリーズは、ほぼ同じフットポケットですが
スーパーミューだけは、フットポケットの形状が違っていて
足首の後ろ側に、アキレス腱の所がくぼんでいます。

カカトからアキレス兼にかけて、フットポケットの形も
細くなっているので、実際に履き替えた時には
密着感の違いを感じると思います。

通常のミューフィンが丁度よく履けている人ならば
スーパーミューにした時に
少し履きづらくなる可能性があります。

ミューフィンを床において、足だけ入れてそのまま装着する人の場合は
スーパーミューにした時に、装着時に手も使わないと履けないかも知れません。

これはスーパーミューのフットポケットが
カカトのある後ろ側が、少し細くなっていく形状のためです。

対応するブーツサイズの違いについて

ミューフィンとワープフィンは対応ブーツサイズが同じです。

スーパーミューだけ、フットポケットの形状から
ブーツサイズが変わるので、ここに記載します。

【 こちらは、ミューブーツにおける対応サイズになります。】

ミューフィン=XS ー・S 22~23cm・MS 23~24cm・M 24~25cm・L 25~26cm・XL 27~28cm

スーパーミュー=XS 22cm・S 23~24cm・M 24~25cm・L 25~26cm・XL 26~27cm

ブーツサイズと併せて、甲高の人やきついのが嫌な人は
大きい方を選ぶのをお勧めします。

25cmのミューブーツなら、ミューフィンもスーパーミューも
Lサイズがお勧めです。

ミューブーツでなくて、一般的なデッキソールのブーツの場合は
もう1サイズ大きいフィンにします。

25cmのソックスタイプでない、普通のブーツなら
フィンはXLサイズがベターです。

ミューからスーパーミューに、買い替えの時などは
サイズの確認をするよう注意が必要です。

ミューフィンの選び方

サイズや形状の違いについて解説してきましたが
そもそも自分に合うタイプのフィンは、どれだろうと考えると思います。

ミューフィン=昔からある定番のフィンです。
あらゆるフィンの基準として考えられるも、そのクオリティの高さから
結局、このフィンに行きついてしまう。

長いフィンに憧れるも、普段はこれで十分と
戻ってくるダイバーも多数です。

 

ワープフィン=簡単に言うとミューフィンを長くしたもの。
バランスが取れる、中性浮力が取れる、フィンキックがしっかり蹴れる人向き。
長い分、水中での扱いが悪くなるため、初心者向きではありません。
またビーチダイビングにも不向きです。

ただし、バタ足からアオリ足まで、ちゃんとフィンキック出来るなら
ボートダイビングやドリフトダイビングなどでは、特に大きな推進力を得られるでしょう。

リゾートダイビングで、がっつりフィンキックしたい人や
1回のフィンキックで、しっかりした推進力を感じたい人向きです。

色で硬さが違うので、それだけは注意しましょう!

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スーパーミュー=ミューフィンより長く、ワープフィンより短い。
フィンの先端が、尾ビレのように中央部分がくぼんでいます。
この事により、フィンキックした時には
水をとらえ過ぎず、程よく逃がして、強い推進力の割には
足への負担が少なく感じます。

ミューフィンより長くなるため、扱いとして初心者向きではありません。
しかし、中性浮力やフィンキックがちゃんと出来る人なら
一番のお勧めフィンとして、推薦したいと思います。

フットポケットの関係で、脱着がミューと比べて
少しばかりきつく感じます。

 

 

それではGULL製品のミューシリーズ
ミュー・スーパーミュー・ワープフィンの違いについてでした。