ダイビングのアドバンスの講習では、どんな事をやるのでしょうか。
OWDの講習を何となく覚えていれば
その延長戦と考えてもいいでしょう。
そもそもアドバンス講習を受けない人も多いので
必須ではないですが、やっておくと安心!?
という程度の認識でもいいと思います。
前回はアドバンス講習って何の為にやるの?でした。
この疑問はこちらでお答えしています。
⇒アドバンス講習は何のため?
今回は前回に続いてアドバンス講習の内容についてです。
アドバンス講習の主なカリキュラム
前回でも記載しましたが、内容は指導団体や
ショップにより違ってきます。
5m程度の遠浅な海しかない所では
ディープダイビング講習ができないなど
場所により、ダイビングスタイルが違うので
そこに合った講習内容を、業者が組めるという事から違いがあります。
まずオーソドックスな内容はこちらになります。
- ボートダイビング
- ナビゲーションダイビング
- ナイトダイビング
- ディープダイビング
- 中性浮力
この4~5種類のスペシャリティダイビングを
海洋実習に組み込んでいる事が多いです。
この他にも
- ドライスーツ
- 沈船
- ドリフトダイビング
- 水中写真
- 高所ダイビング
- レスキュー
- ダイビング器材
などがあります。
アドバンスコースの認定になります。
指導団体やショップにより、変わって来ますので
検討されている方は、先方でご確認下さい。
PADI・SSI・NAUI・SNSIなどは大体同じ意味合いですが
BSACだけは、少し違う所にアドバンスという名称が設定されていますので
BSACダイバーの方は、スポーツダイバーがそれに該当しますが
念のため、ご確認されて下さい。
アドバンス講習の一般的な内容
ここでは一般的にアドバンス講習でよくやる
ボート・ナビゲーション・ナイト・ディ-プ・中性浮力の
スペシャリティダイビングの内容についての解説しています。
ボートダイビング
国内では漁船・和船やプレジャーボート・クルーザーなどの
船でのダイビングが一般的です。
ビーチからボートになると、潜り方が変わります。
エントリーした後の集合場所や潜降・浮上方法や
安全停止などのやり方が変わっても
対処できるようにしておきましょう。
船酔い対策やセーフティグッズなど
用意する物も出てきたりします。
ナビゲーションダイビング
主に、ナチュラルナビと
コンパスナビの2つがあります。
目で見た物を目標物として
水中の今いる場所や、帰る方向を把握する
ナチュラルナビゲーション
目視とは別に、コンパスを使って
方角や場所を把握する
コンパスナビゲーション
この二つをやります。
ナイトダイビング
ナイト(夜)の海を潜ります。
夜の暗い海の中を安全に楽しむために
必要な注意点や知識を深めます。
ライトシグナルを使っての
コミュニケーション方法なども学びます。
これは透明度の悪い日中の海でも
使える知識とスキルです。
ディープダイビング
ディープは「深い」を意味するので
ランクにもよりますが、規定で決まっている
限界水深が、より深い水深まで潜れるようになります。
OWDは18mまでが安全上の規定になっている事がありますが
ディープダイビングSPを持っている人は
30m~39mまで潜って良い事になります。
指導団体やランクによる水深の規定は
受けられるショップにてご確認下さい。
大体、30mはOKな所が多いです。
39mまでの場合はランクによりけりな場合が多々あります。
その回避方法や対処方法を学びます。
誤解の無いように改めまして
行ってはいけない水深というよりは
安全上の規定で、この水深まで行っていいですよ!
という水深が広がります。
中性浮力
中性浮力の練習は、最初のOWDの講習では
基本的なとり方しかやりません。
中性浮力は慣れるまでに時間がかかるので
ほとんどの方は、中性浮力だけは
中途半端な状態で講習が終わってしまいます。
初めてダイビングをやる人に
中性浮力をとれというのが無理な話なので
最初と比べて、ある程度 上達した人が
浮力調節を、しっかりと取れるようになるための講習です。
その水深に留まる、ホバーリングが
出来る事を目標に練習しましょう。
※ 中性浮力なので、講習を受けただけで
マスター出来るものではありません。
やり方を知り、その後に活かして下さい。
以上が、アドバンス講習の
主要カリキュラムと、その内容についてでした。
ショップや教えるインストラクターにより
違ってくるとは思いますが、主な所はご参考頂けます。