競泳ゴーグルがシュノーケリングやダイビングに向かない理由

今回は水泳用のゴーグルが、シュノーケリングやダイビングで
なぜ不向きなのか解説します。

競泳ゴーグルがシュノーケリングに不向きな理由

海で何度か見かけた事がありますが
慣れてらっしゃるのか、その方も楽しそうにしてましたし
ゴーグルが全く使えないかと言えば
そんな事はないのですが、非常に不向きです!

出来ればシュノーケリングをするのであれば
マスクを使って頂きたい!

以下にその理由を書いていきたいと思います。

圧平衡ができず、水圧に対処できない

水泳用のゴーグルは目だけを覆うタイプですので
水の抵抗も少なく、速く泳ぐのに適しています。

競泳用のゴーグル

また競泳では強い水圧がかかるほどの
深い水深には潜って行かないので
水圧に対処する必要がありません。

ですがダイビングや、シュノーケリング中の
素潜りで深くまで行くと、水圧がかかり
圧平衡という対処法が必要になってきます。

ダイビングにおける圧平衡・・・外からの水圧に対して
圧迫されないよう、内側からも圧力をかけて均等にすること

競泳用ゴーグルで、素潜りしていくと
目を覆うゴーグルの部分が
水圧で圧迫されて、目が飛び出そうになります。

こうならないよう、圧平衡をとるのですが
とり方は簡単で、少し鼻から息を吐くだけです。

ダイビング用のマスクは、ノーズポケットという部分があり
マスク内に鼻まで入れる作りになっています。

ノーズポケットの紹介

その為、鼻から少し息を吐くだけで
マスク内に空気が充満し、水圧で圧縮された空気が
瞬時に元に戻ります。

ダイビングやシュノーケリングで使うマスクは
このために、このような作りになってるんですね。

ちなみに鼻から息を吐いて、圧平衡する事を
マスクブローと言います。

マスクに入ってきた水が抜けない

泳いでいたり、潜っていたりすると
水が入って来る事が多々あります。

シュノーケリングは水面に浮かんでいるので
顔を上げて、マスクを少し浮かせば
水が抜けていきます。

しかしダイビングの場合は、ずっと潜りっぱなしですので
水面に上がって水を抜く事が出来ません。

水中でも、水を抜けるようにしたのが
マスククリアと言う方法です。

マスククリアは、手でマスクをおさえながら
鼻から息を吐いて、マスク内の水を排出するというスキルです。

ダイビングではよく行う定番のスキルになります。

ダイビングでは水中でやるために練習しますが
シュノーケリングでも、水面で泳ぎながらやる事も出来ます。

これが出来ると、鼻から水が入ってむせる事も少なくなりますので
是非試してみて下さい。

視界が狭い

次にダイビング用のマスクはレジャー用で
水中世界を見て楽しむ事を目的とした作りになっています。

競泳の様に小さくして、スピードを争うものではありませんので
レンズ自体が大きくなっています。

視界を広く保ち、水中世界を見て周れるように作られています。

昔のマスクはレンズが特に大きなモデルが多く
今見ると少しゴッつく出来ていました。

しかし近年のマスクは、マスク自体を大きくするのではなく
目とレンズの距離を近づけて、視界を広く保つようになりました。

マスクの今と昔について

これにより、視界の広いマスクでも
物自体はコンパクトな作りになっています。

同じ水辺でも、見た目も使い方も全然違う
ゴーグルとマスクですが、どちらもとてもよく考えれれて作られてますね。

結論としては、水面を泳ぐだけなら
競泳用ゴーグルでも、魚を見たり楽しむ事は出来ますが
以下の3つの理由から不向きという事でした。

  • ノーズポケットがなく、圧平衡がとれない!
  • マスク内の水が抜けない
  • 視界が狭い

以上、この3点が、競泳ゴーグルが
ダイビングやシュノーケリングに向かない理由です。

器材の正しい使い方は安全に直結します。

ご参考頂ければ幸いです。