ダイブコンピューターの一般的な機能と表示画面について解説します。
ダイブコンは陸上では時計モードになっていて
水中に入ると自動的にダイブモード(潜水用)の画面に切り替わります。
時計モード (陸上)
時計モードの時は、主に日付・曜日・時間が表示されています。
水中以外では、常にこの画面になっています。
サーフタイム(水面休息時間):SURF T
Surface Timeの略で、水面休息時間です。
ダイビングを終えた、水面に上がってからの経過時間
基本的には、その日の終了からの経過時間を見るので
窒素の抜けきる頃や、翌日には消えています。
ナイトダイビングをしたり、沢山窒素が溜まっている場合は
翌日でも表示されている場合があります。
デザートタイム:DESAT
Desaturationの略で、体内窒素の排出時間です。
事前にダイビングをしている場合にのみ
ダイビング後、体内に残っている窒素がなくなるまでの
予測時間が表示されます。
あと〇時間〇〇分で、体にたまった窒素が全部抜けますという見方で
0になると自動で表示が消えます。
ダイブモード (水中)
水感知の部分が濡れると、自動的にダイブモードの画面に切り替わります。
そして水深1.5mの所から、圧力を感知し水深を表示します。
それより浅い水深では、0mの表示になっています。
陸上に戻っても、水感知の部分が濡れていると
ダイブモードの画面になってしまう事があります。
その場合は、水感知の部分を拭いてあげれば戻ります。
水中での主な機能
ダイブコンは減圧症の予防の為に作られていますので
基本的にはそれに関する、データが表示されています。
潜水時間(ダイブタイム):DIVE.T
Dive Timeの略で、潜り始めてからの経過時間です。
水深1.5mより深く潜らないと、測定が始まりません。
水深:m
現在いる水深です。
1.5mより浅い所にいる時は、0mで表示されます。
無減圧限界時間:NO STOP
今いる水深に、あと何分まで潜っていても大丈夫という時間です。
そのまま水面まで浮上しても大丈夫と想定している時間でもあり
これを超えると減圧症の疑いが強まり、減圧停止が必要になります。
「NO DECO 〇〇分」と表示されている機種も多いです。
浮上速度:SLOW
1分間に9m以下の浮上速度で、浮上しないと警告音と点滅表示が出ます。
( この浮上速度は水深により速さが変わり、浅いところほど浮上速度が厳しい。 )
安全停止:NO STOP
水深5m付近で3分止まるように、自動的に出るタイムカウントの表示。
( 機種により表示がない場合もあります。 )
6mより深く、3mより浅いとカウントしませんので
この範囲内での安全停止が推奨されています。
減圧停止:DECO ・ STOP
無減圧限界時間を超えてしまった場合にのみ表示されます。
〇m-〇分の停止をして下さい。という
表示された分の停止をしなければいけません。
強制的に行う安全停止の延長で、この表示を守らずに水面に上がると
48時間の使用不能のロックがかかります。
基本はこの表示を出さないダイビングが推奨されています。
窒素 バーグラフ表示:N2
バーグラフ表示で上に上がるほど
窒素が体にたまっている事を意味します。
機種によっては、減圧停止が出る時には
バーグラフが満タンで点滅している場合があります。
水中だけでなく、陸上に上がった後でも
窒素が体内に残っている間は、バーグラフにも
表示がされています。
機種によってある機能
ナイトロックス
人口の空気で潜る時に、窒素の比率の変化に応じて、無減圧限界時間に変化が出る。
一般的に窒素が少なくなるので、無減圧限界時間は長くなります。
ディープストップ
深くに潜った場合にのみ、最大水深の半分の辺りで
一度安全停止をする。
コンパス
一部のダイブコンにコンパス機能が搭載されています。
デジタル表示で、簡単な東西南北が見れます。
残圧表示
一部の機種には、トランスミッターを
付属で付ける事によって表示画面で
残圧を確認する事が出来ます。