ダイブコンピューターの水没について
ダイブコンの水没について

ダイブコンピューターって水没するんですか??

ダイブコンの水没は、あまりイメージが付かないかも知れませんが
珍しい事ではありません。

デジカメとは違って、開けたり閉めたりしないし
毎回グリスを塗ってフタをするわけでもないので
いつ? どこから? と始めは不思議に思います。

ではどのような原因で水没してしまうのでしょうか?

ダイブコンの水没原因

・ 電池交換時に本体内部をあける事による水没

・ ボタン部分からの水没

・ 落としたり、ぶつけたりする事による衝撃からくる水没

・ 内部に湿気を発生させてしまう内部からの水没

この3つが主な原因です。

それではそれぞれの予防方法について考えてみましょう。

電池交換からくる水没

ダイブコンピューターは電池を消費しますので、本来であれば避ける事は出来ません。

唯一避ける事が出来るのが、ソーラータイプのダイブコンです。

2016年1月下旬の時点では、メーカー展示会にて直接聞いてみましたが
メーカーの方には、ソーラーのタイプが水没で送られてきた事は
発売開始から2年間ないそうです。

TUSAであればソーラータイプは3年の水没保障をしている位なので
やはり自信があるのでしょう。

他には自分で電池交換できるタイプもありますので
その場合は単純に自己責任になります。

自分で交換する場合でも、電池だけを交換するのではなく
出来るなら、電池蓋やその部分のOリングも、交換した方がいいです。

電池寿命はウォッチタイプで3年・大きいタイプので7年
ソーラータイプで半永久という目安です。

これからの人や買い替えを検討している人は
ソーラータイプがこの点でもやはりお勧めです。

ボタン部分などの水没

ボタン部分の稼働する部分には、内部にOリングが入っています。
稼働するにあたって、劣化もしていくので、いずれは水没の原因になります。

水感知部分などの水没

ダイブコンが水中に入った事を検知する部分があります。

主に側面にある突起部分が多いですが、ここが錆び始めて
水没の原因に繋がる可能性があります。

TUSAのDC Solarや、アクアラングのカルムなどは
突起部分ではなく、圧力センサーなので水没の原因を極力なくしています。

衝撃からくる水没

水中では意識してない所で、ぶつけている可能性があります。

陸上でも同様ですが、これが積み重なる事により
いずれ水没に繋がる可能性があります。

対策は気を付ける他ないのですが、ウォッチタイプの場合は
手の甲側に付ける事が多いですが、手の内側に付けると
ぶつける機会減らす事が出来ます。

つける場所によって変わると思いますので、良ければ一度試してみて下さい。

内部の湿気からくる水没

温度差で曇る事ってありますよね。

冷たい海に潜ってた環境から、いきなり熱いお風呂に浸かったりすると
温度差による湿気を発生させてしまう可能性があります。

内部からの湿気で、液晶画面が曇ったり、見づらくなったりします。

シャワーやお風呂やサウナなど、温度変化の激しくなる所に
気を付けてあげる事により、リスクを回避できるでしょう。

本州のダイビング地でも、ダイバー用のお風呂で
ダイブコンを外している人が多いのはその為です。

 

以上の点を考慮して、ダイブコン選び
または長く使える愛機にしてあげて欲しいと思います。

電池交換代のコストもそうですが、水没のリスク面からも
ソーラータイプの良さが際立ちました。

ソーラータイプのダイブコンはこちらです。